標準と実際の差はなぜ生まれたのか。価格のせいか、量のせいか。原因別に分解するのが差異分析です。
先生、標準と実際に差が出たとき、その原因ってどう調べるんですかぁ?
差の原因を『価格(単価)のせい』と『数量(量)のせい』に分けて分析するの。
直接材料費なら、価格差異と数量差異に分解するわ。
価格差異は単価のズレ、数量差異は使った量のズレを表します。
計算式が知りたい!
価格差異=(標準単価−実際単価)×実際消費量。
数量差異=(標準消費量−実際消費量)×標準単価よ。
数字がプラスなら有利差異、マイナスなら不利差異ね。
うぅ〜ん…具体例が欲しいですぅ。
標準単価100円・標準消費量10kgのところ、実際は単価110円・12kg使ったとするわ。
価格差異=(100−110)×12=−120円(不利)。
数量差異=(10−12)×100=−200円(不利)ね。
直接労務費も同じ構造で分解します。
単価にあたるのが賃率で、賃率差異、量にあたるのが作業時間で、作業時間差異です。
材料も労務費も、要は『単価の差』と『量の差』に分けるんだね!
その通り。
材料は価格差異・数量差異、労務費は賃率差異・作業時間差異。
名前は違っても分解の考え方は同じよ。
確認クイズ
標準単価100円・標準消費量10kg、実際単価110円・実際消費量12kgのとき、価格差異はいくらか。
- 有利差異120円
- 不利差異120円
- 不利差異200円
- 不利差異1,200円
こたえを見る
正解: 2. 不利差異120円
価格差異=(標準単価100−実際単価110)×実際消費量12=−120円で不利差異120円が正解。実際単価が標準より高いため不利。選択肢3は数量差異、選択肢4は消費量を取り違えている。