労務費の計算 直接工・間接工と予定賃率・賃率差異

賃金を中心とする労務費で、直接工と間接工の区別、作業時間×賃率による消費賃金、予定賃率と賃率差異を解説します。

工場で働く人にかかる原価が労務費です。直接工と間接工の違いや、予定賃率を使った計算を学びましょう。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

先生、労務費って、工場で働く人のお給料のことですよね?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

そうよ。
中心になるのが賃金ね。
ここで大事なのが、工員を2種類に分けて考えることなの。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

製品の加工に直接たずさわる直接工と、運搬や修繕など製造を補助する間接工に分けます。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

直接工の賃金は直接労務費、間接工の賃金は間接労務費ってこと?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

その通り。
ただし直接工でも、直接作業をしていない時間(手待時間など)の賃金は間接労務費になるの。
作業内容で見分けるのがポイントよ。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

うぅ〜ん…実際に消費した労務費は、どうやって計算するんですかぁ?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

直接工の消費賃金は『作業時間×賃率』で計算するの。
この賃率に、あらかじめ決めた予定賃率を使うことが多いわ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

予定賃率で計算した消費賃金と、実際にかかった賃金との差が賃率差異です。
予定額が実際額より小さければ有利差異になります。

高梨 ひまり(笑い) 高梨 ひまり

材料と同じで、予定で計算してあとで差異を出すんだね!

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

よく気づいたわね。
労務費も予定賃率で早く計算し、差異で調整する。
材料費と同じ発想で理解できるわ。

確認クイズ

労務費の計算に関する説明として正しいものはどれか。

  1. 直接工の賃金はすべて間接労務費になる
  2. 予定賃率を用いた消費賃金と実際賃金との差が賃率差異である
  3. 間接工の賃金は直接労務費として処理する
  4. 消費賃金は作業時間を無視して総額で計算する
こたえを見る

正解: 2. 予定賃率を用いた消費賃金と実際賃金との差が賃率差異である

予定賃率による消費賃金と実際賃金との差が賃率差異が正解。選択肢1の直接工の直接作業分は直接労務費。選択肢3の間接工の賃金は間接労務費。選択肢4の消費賃金は作業時間×賃率で計算する。

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