材料費の計算 購入原価・消費価格・材料消費価格差異

付随費用を含む購入原価と、先入先出法・平均法による消費価格、そして材料消費価格差異の考え方を解説します。

材料費は『いくらで買ったか(購入原価)』と『いくらで使ったか(消費価格)』の2段階で計算します。それぞれの求め方を学びましょう。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

先生、材料費って、買った値段そのままじゃダメなの?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

買うときの購入原価は、代価だけじゃないの。
引取運賃や関税などの付随費用も含めるのよ。
だから『購入代価+付随費用』が購入原価ね。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

たとえば材料の代価が9,000円、引取運賃が1,000円なら、購入原価は10,000円です。
運賃を忘れると原価を小さく計算してしまいます。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

うぅ〜ん…じゃあ使ったときの金額はどう出すんですかぁ?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

消費した材料の単価をどう決めるかで計算するの。
代表的なのが先入先出法と平均法よ。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

先入先出法って、古いものから使うと考えるやつだよね?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

そう。
先に買ったものから順に払い出すと仮定するの。
平均法は在庫全体の平均単価で払い出すと考えるわ。
どちらも3級で商品の払出しでやったのと同じ考え方よ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

さらに2級では、あらかじめ決めた予定価格で消費額を計算し、実際額との差を材料消費価格差異として把握する処理も学びます。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

予定で計算して、あとで実際とのズレを差異にするんですねぇ。

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

その通り。
予定消費額が実際消費額より小さければ有利差異、大きければ不利差異になるの。
まずは購入原価と消費価格の2段階を押さえてね。

確認クイズ

材料の購入代価が9,000円、引取運賃が1,000円のとき、材料の購入原価として正しいものはどれか。

  1. 9,000円
  2. 1,000円
  3. 10,000円
  4. 8,000円
こたえを見る

正解: 3. 10,000円

購入原価=購入代価9,000円+付随費用(引取運賃)1,000円=10,000円が正解。付随費用も購入原価に含める。選択肢1は運賃を除いており誤り、選択肢2は代価を除いている、選択肢4は差し引いており誤り。

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