材料費は『いくらで買ったか(購入原価)』と『いくらで使ったか(消費価格)』の2段階で計算します。それぞれの求め方を学びましょう。
先生、材料費って、買った値段そのままじゃダメなの?
買うときの購入原価は、代価だけじゃないの。
引取運賃や関税などの付随費用も含めるのよ。
だから『購入代価+付随費用』が購入原価ね。
たとえば材料の代価が9,000円、引取運賃が1,000円なら、購入原価は10,000円です。
運賃を忘れると原価を小さく計算してしまいます。
うぅ〜ん…じゃあ使ったときの金額はどう出すんですかぁ?
消費した材料の単価をどう決めるかで計算するの。
代表的なのが先入先出法と平均法よ。
先入先出法って、古いものから使うと考えるやつだよね?
そう。
先に買ったものから順に払い出すと仮定するの。
平均法は在庫全体の平均単価で払い出すと考えるわ。
どちらも3級で商品の払出しでやったのと同じ考え方よ。
さらに2級では、あらかじめ決めた予定価格で消費額を計算し、実際額との差を材料消費価格差異として把握する処理も学びます。
予定で計算して、あとで実際とのズレを差異にするんですねぇ。
その通り。
予定消費額が実際消費額より小さければ有利差異、大きければ不利差異になるの。
まずは購入原価と消費価格の2段階を押さえてね。
確認クイズ
材料の購入代価が9,000円、引取運賃が1,000円のとき、材料の購入原価として正しいものはどれか。
- 9,000円
- 1,000円
- 10,000円
- 8,000円
こたえを見る
正解: 3. 10,000円
購入原価=購入代価9,000円+付随費用(引取運賃)1,000円=10,000円が正解。付随費用も購入原価に含める。選択肢1は運賃を除いており誤り、選択肢2は代価を除いている、選択肢4は差し引いており誤り。