月初の仕掛品と当月の製造費用をひとまとめにして平均単価を出す。それが平均法による月末仕掛品の評価です。
先生、月末仕掛品の原価ってどうやって決めるの?
てきとうに半分とか?
てきとうはダメよ。
ちゃんとルールがあるの。
今日は平均法を学びましょう。
平均法は、月初仕掛品原価と当月投入原価を区別せず、いったん合算します。
その合計を『完成品数量+月末仕掛品数量』で割って平均単価を求めるのが特徴です。
うぅ〜ん…具体的な数字で見たいですぅ。
いい心がけね。
直接材料費で考えましょう。
月初仕掛品の材料費が10,000円、当月投入の材料費が50,000円だとするわ。
合計で60,000円ね。
完成品が500個、月末仕掛品が100個だとしたら?
材料は工程の最初に全部投入されるとすると、平均単価は60,000円÷(500個+100個)=100円。
月末仕掛品100個ぶんは100円×100個=10,000円になるわ。
残りの60,000円−10,000円=50,000円が完成品の材料費です。
月初と当月を混ぜて平均するので、計算がシンプルなのが平均法の利点ですね。
月初と当月をごちゃまぜにして平均する、って覚えればいいんですねぇ。
要は、全部足してから頭数で割る、ってことか!
わかりやすい!
その通り。
ただし加工費は進捗度を考える必要があるの。
そこは次の先入先出法の記事でしっかり扱うわね。
確認クイズ
平均法において、材料費の平均単価を求める式として正しいものはどれか(材料は工程始点で投入)。
- 当月材料費÷完成品数量
- (月初仕掛品材料費+当月材料費)÷(完成品数量+月末仕掛品数量)
- 当月材料費÷(完成品数量+月末仕掛品数量)
- 月初仕掛品材料費÷月末仕掛品数量
こたえを見る
正解: 2. (月初仕掛品材料費+当月材料費)÷(完成品数量+月末仕掛品数量)
(月初仕掛品材料費+当月材料費)÷(完成品数量+月末仕掛品数量)が正解。平均法は月初と当月を合算して平均する。選択肢1・3は月初原価を合算していない、選択肢4は分母・分子が不適切。