工業簿記の勘定は、材料・賃金・経費から始まり、仕掛品や製造間接費を経て製品・売上原価へとつながります。全体の流れを地図にしましょう。
先生、工業簿記って勘定がたくさんあって、どうつながっているのか分からなくなりますぅ。
大丈夫。
全体を1枚の地図として覚えれば迷わないわ。
まず入口は材料・賃金・経費の3つの勘定よ。
ここに原価が入ってくるの。
その3勘定から消費した原価が、直接費と間接費に分かれて次へ流れます。
直接費は仕掛品へ、間接費は製造間接費へ、という分かれ道ですね。
間接費が集まるのが製造間接費ってやつ?
そう。
直接材料費・直接労務費・直接経費は仕掛品へ直接入れる。
間接材料費・間接労務費・間接経費はいったん製造間接費に集めるの。
うぅ〜ん…集めた製造間接費はそのあとどうなるんですかぁ?
製造間接費は最終的に仕掛品へ振り替えるの。
これを配賦というわ。
こうして仕掛品にすべての製造原価が集まるのよ。
仕掛品で完成した分は製品勘定へ、販売した分は製品から売上原価へ振り替えます。
まとめると『材料・賃金・経費 → 仕掛品/製造間接費 → 製品 → 売上原価』です。
要は、3つの入口から入って、仕掛品に集まって、製品になって、売上原価で出ていくんだね!
その通り。
直接費はまっすぐ仕掛品、間接費は製造間接費を経由して仕掛品、と枝分かれを押さえれば勘定連絡は完璧よ。
確認クイズ
工業簿記の勘定連絡に関する説明として正しいものはどれか。
- 直接材料費はいったん製造間接費に集めてから仕掛品へ振り替える
- 間接労務費は製造間接費に集計し、配賦して仕掛品へ振り替える
- 製造間接費は製品勘定へ直接振り替える
- 完成品の原価は仕掛品から直接売上原価へ振り替える
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正解: 2. 間接労務費は製造間接費に集計し、配賦して仕掛品へ振り替える
間接労務費は製造間接費に集計し、配賦して仕掛品へ振り替えるが正解。選択肢1の直接材料費は仕掛品へ直接入れる。選択肢3の製造間接費は仕掛品へ配賦する。選択肢4は完成すると製品へ、販売時に売上原価へ移す。