製造の途中で不良品が出たり、材料が蒸発して目減りしたり。こうした仕損・減損の基本的な処理を学びます。
先生、製造の途中でどうしても不良品が出ちゃうことってありますよね?
あるわね。
作りそこないの不良品を仕損、材料が蒸発などで減ってしまうことを減損というの。
ふつうに発生する範囲のものを正常仕損・正常減損と呼ぶわ。
ポイントは『正常』かどうかです。
正常な範囲の仕損・減損は避けられないコストなので、その原価は良品(完成品や仕掛品)が負担します。
え、不良品の分を、ちゃんとできた製品が肩代わりするの?
そうなの。
まともに作るためにどうしても出てしまう分だから、良品の原価に含めるのが合理的なのよ。
異常に多い場合は別扱いだけど、2級の基本は正常な場合ね。
うぅ〜ん…計算はどうするんですかぁ?
2級では度外視法が基本よ。
仕損・減損の数量を計算に入れず無視するの。
度外視法では、仕損・減損を無視して完成品と月末仕掛品に原価を配分します。
すると仕損分の原価が自動的に良品へ上乗せされる、という仕組みです。
わざと無視することで、残った良品が自然に負担する形になるんだね!
その通り。
度外視法は『無視して配分すれば良品が負担してくれる』簡便法、と覚えておいてね。
確認クイズ
正常仕損の度外視法による処理として正しいものはどれか。
- 仕損の原価は当期の損失として営業外費用に計上する
- 仕損の数量を計算上無視し、その原価を良品(完成品・月末仕掛品)に負担させる
- 仕損品はすべて月末仕掛品として繰り越す
- 正常仕損の原価はどこにも負担させず切り捨てる
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正解: 2. 仕損の数量を計算上無視し、その原価を良品(完成品・月末仕掛品)に負担させる
仕損の数量を計算上無視し、その原価を良品に負担させるが正解。選択肢1は異常仕損の扱いに近い。選択肢3・4は誤り。正常仕損は良品が原価を負担する。