同じ種類だけどサイズや重さが違う製品。その差を等価係数という数字に置き換えて原価を配分するのが等級別総合原価計算です。
先生、同じTシャツでもSサイズとLサイズって、原価ちょっと違うよね?
どう計算するの?
いいところに気づいたわね。
同種製品だけど大きさや重さが違うものを等級製品というの。
それを扱うのが等級別総合原価計算よ。
ここで登場するのが等価係数です。
各等級の原価負担の割合を、基準となる等級を1としたときの比率で表します。
うぅ〜ん…等価係数、ですかぁ?
そう。等価係数は、たとえば重さの比で決めることが多いの。
Sを1、Lを1.5、というふうにね。
その係数を使ってどう配分するの?
各等級の完成品数量に等価係数を掛けて『積数』を出すの。
たとえばSが400個(係数1)なら積数400、Lが200個(係数1.5)なら積数300。
合計積数は700ね。
完成品総合原価がたとえば70,000円なら、これを積数の比で按分します。
Sは70,000×400/700=40,000円、Lは70,000×300/700=30,000円、という具合です。
係数で重みづけした数量、つまり積数の比で分けるんですねぇ。
まず全体の総合原価を出して、それを積数比で山分けするってことか!
その通り。
①まとめて総合原価計算→②等価係数で積数→③積数比で各等級へ配分。
この3ステップよ。
確認クイズ
等級別総合原価計算における原価配分の手順として正しいものはどれか。
- 完成品数量の比だけで各等級に配分する
- 各等級の数量に等価係数を掛けた積数の比で配分する
- 等価係数を無視して各等級に均等配分する
- 各等級ごとに別々の工程で計算し、合算しない
こたえを見る
正解: 2. 各等級の数量に等価係数を掛けた積数の比で配分する
各等級の数量に等価係数を掛けた積数の比で配分するが正解。選択肢1は等価係数による重みづけをしていない。選択肢3は係数を用いる。選択肢4はまとめて総合原価計算してから按分する。