自社の業務に使うために取得・制作したソフトウェアは、無形固定資産として計上し、少しずつ償却します。
先生、会社で使う業務システムを作ったんですけど、これは費用ですかぁ?
資産ですかぁ?
自社の業務で使うために取得したソフトウェアは、将来の費用削減や収益獲得が確実なら無形固定資産として資産に計上するの。
貸借対照表では『ソフトウェア』という無形固定資産の勘定で計上します。
このソフトウェア(自社利用)は取得後、規則的に償却します。
償却って、建物みたいに減らしていくやつ?
何年で割るの?
そう。
ソフトウェアは定額法で償却するの。
自社利用のソフトウェアは、一般に利用可能期間(多くは5年以内)で毎期均等に費用にするわ。
うぅ〜ん…残存価額は考えなくていいんですかぁ?
無形固定資産は残存価額をゼロとして償却するの。
だからソフトウェアの金額を、そのまま利用可能期間で割ればいいのよ。
仕訳は『ソフトウェア償却/ソフトウェア』です。
のれんと同じく、償却累計額を使わず資産を直接減額する直接法で処理します。
たとえば300万円のソフトを5年で償却なら、毎年60万円だね!
その通り。
残存価額ゼロ・定額法・直接減額。
無形固定資産の償却の基本パターンよ。
自社で使うソフトは資産にして、5年くらいで償却するんですねぇ。
確認クイズ
自社利用のソフトウェア(取得原価300万円)を、利用可能期間5年・定額法で償却する場合の、1年分の償却額と処理として正しいものはどれか。
- 60万円を『ソフトウェア償却/ソフトウェア』で計上する
- 60万円を『ソフトウェア/ソフトウェア償却』で計上する
- 300万円を取得時に全額費用処理する
- 30万円を『ソフトウェア償却/ソフトウェア償却累計額』で計上する
こたえを見る
正解: 1. 60万円を『ソフトウェア償却/ソフトウェア』で計上する
300万円÷5年=60万円。無形固定資産は残存価額ゼロ・直接減額で処理するため『ソフトウェア償却/ソフトウェア』で60万円を計上するが正解。選択肢2は貸借が逆、選択肢3は資産計上して償却する、選択肢4は累計額勘定を使わず金額も誤り。