新製品や新技術のための研究・開発にかけたお金。将来役立ちそうでも、会計では発生した期に費用処理します。
先生、新しい技術を研究するのにお金をかけたら、それって将来のための投資だから資産にできるんじゃないの?
気持ちは分かるけど、会計では研究開発費は発生した期にすべて費用にするの。
資産には計上しないのよ。
理由は、研究開発が将来必ず収益を生むとは限らないからです。
成果が不確実なものを資産に計上すると、財政状態を実態より良く見せてしまう恐れがあります。
うぅ〜ん…研究に使った材料費や人件費も、ぜんぶ費用ですかぁ?
そうよ。
研究開発に使った原材料費、人件費、専用に買った機械の購入額まで、原則としてすべて研究開発費として当期の費用にするの。
研究専用に買った機械も、備品じゃなくて費用になっちゃうの?
その通り。
ほかの用途に転用できず、その研究開発だけに使うものなら、取得時に研究開発費として費用処理するの。
仕訳は『研究開発費/当座預金』などです。
損益計算書では販売費及び一般管理費、または当期製造費用に計上されます。
将来役立つかもしれなくても、確実じゃないから費用なんですねぇ。
そう、保守的に処理するの。
『研究開発費は発生時に費用』と覚えておけば大丈夫よ。
投資っぽくても資産にしない、が答えだね!
確認クイズ
研究開発費に関する説明として正しいものはどれか。
- 研究開発費は将来の投資なので無形固定資産として資産計上する
- 研究開発費は発生した期にすべて費用として処理する
- 研究開発専用に取得した機械は必ず備品として資産計上する
- 研究開発費は数年に分けて償却する
こたえを見る
正解: 2. 研究開発費は発生した期にすべて費用として処理する
研究開発費は発生した期にすべて費用として処理するが正解。将来の成果が不確実なため資産計上しない。選択肢1・4は資産計上・償却しない、選択肢3は専用機械も研究開発費として費用処理する。