2級では貸倒引当金に加え、賞与引当金や修繕引当金など、さまざまな引当金が登場します。共通する考え方をつかみましょう。
先生、引当金って3級でも貸倒引当金をやりましたけど、2級では他にもあるんですかぁ?
そうなの。
賞与引当金・修繕引当金・商品保証引当金など、いろいろ出てくるわ。
でも考え方は全部同じよ。
引当金は『将来の支出や損失のうち、当期に負担すべき分を見積もって費用計上する』ものです。
原因が当期にあることがポイントですね。
たとえば賞与引当金って何?
夏や冬のボーナスは、支給されるのは来期でも、その対象期間の労働は当期に行われているでしょう?
だから当期負担分を賞与引当金として先に費用にするの。
うぅ〜ん…修繕引当金は?
機械などを定期的に修繕する場合、その費用を毎期少しずつ積み立てておくのが修繕引当金よ。
実際に修繕したとき、この引当金を取り崩すの。
共通の仕訳パターンは、設定時が『○○引当金繰入(費用)/○○引当金(負債)』、取崩時が『○○引当金/現金など』です。
名前が変わるだけで構造は同じですね。
繰入で費用にして、あとで取り崩す。
パターンさえ覚えれば全部いけそう!
その通り。
引当金の名前に惑わされず、『当期負担分を先に費用にする』という共通の考えで解けば大丈夫よ。
確認クイズ
引当金に関する説明として正しいものはどれか。
- 引当金は将来の支出であればすべて計上できる
- 引当金は将来の支出・損失のうち、発生原因が当期にある分を見積計上する
- 引当金の設定時には費用を計上しない
- 修繕引当金は実際に修繕したときに初めて設定する
こたえを見る
正解: 2. 引当金は将来の支出・損失のうち、発生原因が当期にある分を見積計上する
引当金は将来の支出・損失のうち、発生原因が当期にある分を見積計上するが正解。選択肢1は当期に原因があることが要件、選択肢3は繰入で費用計上する、選択肢4は毎期積み立てる。