当座預金の帳簿残高と、銀行の残高証明書の金額がズレることがあります。その原因を調整するのが銀行勘定調整表です。
先生、うちの帳簿の当座預金と、銀行が出す残高証明書の金額が合わないんだけど!
計算ミス?
落ち着いて。
それ、必ずしもミスじゃないの。
時間差などで一時的にズレることがあって、それを整理するのが銀行勘定調整表よ。
ズレの原因は代表的なものが5つあります。時間外預入、未取立小切手、未取付小切手、未渡小切手、そして連絡未通知や誤記帳ですね。
うぅ〜ん…名前が似ていて混乱しますぅ。
分けて考えましょう。
『時間外預入』は夜間金庫に入れたけど銀行の翌日扱いになるもの。
これは会社は正しく記帳済みで、銀行側だけ後で増えるの。
『未取立小切手』は受け取った小切手をまだ銀行が取り立てていないもの。
これも会社は記帳済み、銀行側が後で増えるわ。
この2つは銀行側の調整項目で、会社の帳簿は修正しません。
一方、未渡小切手・連絡未通知・誤記帳は会社側の修正仕訳が必要です。
会社を直すか、銀行側で調整するかの区別が大事なんだね。
その通り。
『未渡小切手』は作ったけど相手に渡していない小切手ね。
まだ支払っていないから、当座預金を元に戻す仕訳をするの。
渡していないのに減らしていたから、戻すんですねぇ。
そう。
ポイントは『会社の帳簿を直すのはどれか』を見極めること。
銀行側だけの項目は仕訳しない、と覚えておいてね。
確認クイズ
銀行勘定調整表で、会社側の修正仕訳が必要な項目はどれか。
- 時間外預入
- 未取立小切手
- 未渡小切手
- 未取付小切手
こたえを見る
正解: 3. 未渡小切手
未渡小切手は会社側の修正仕訳が必要で正解。作成したが未渡しのため当座預金を戻す。選択肢1・2・4はいずれも銀行側の調整項目で、会社の帳簿は修正しない。