従業員が将来退職するときに支払う退職金。その負担を毎期積み立てるのが退職給付引当金です。
先生、退職金って、辞めるときに一気に払うんでしょ?
それをなんで毎年積み立てるの?
退職金は長年の勤務に対する後払いの給料のようなものなの。
だから働いてもらった各期に少しずつ費用として負担しておくのが退職給付引当金よ。
退職金を支払う年にまとめて費用にすると、その年だけ利益が大きく減ってしまいます。
毎期に配分するほうが実態に合うのです。
うぅ〜ん…毎年いくら積み立てるかは、どう決めるんですかぁ?
本来は複雑な計算があるけど、2級では当期の繰入額が問題文で与えられることが多いわ。
その額を『退職給付費用』として計上するの。
仕訳はどうなるの?
設定時は『退職給付費用/退職給付引当金』ね。
費用を計上しつつ、負債である退職給付引当金を増やすの。
実際に退職金を支払ったときは、積み立てた引当金を取り崩します。
『退職給付引当金/現金など』ですね。
引当金が足りなければ差額を費用にします。
働いた期間に費用を配って、退職時に取り崩すんですねぇ。
他の引当金と同じ考え方なんだ。
その通り。
名前は難しそうでも、引当金の基本パターンで理解できるわ。
確認クイズ
退職給付引当金に関する説明として正しいものはどれか。
- 退職金は支払う年に全額を費用計上する
- 毎期、退職給付費用を計上して退職給付引当金(負債)を積み立てる
- 退職給付引当金は資産として計上する
- 退職金支払時には引当金を取り崩さない
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正解: 2. 毎期、退職給付費用を計上して退職給付引当金(負債)を積み立てる
毎期、退職給付費用を計上して退職給付引当金(負債)を積み立てるが正解。選択肢1は各期に配分する、選択肢3は負債である、選択肢4は支払時に取り崩す。