有価証券を売ったときの損益計算と、公社債を売買したときに授受する端数利息の処理を学びます。
先生、持っていた株を売ったとき、もうけはどう計算するんですかぁ?
売った金額から帳簿価額を引くだけよ。
売却額のほうが高ければ『有価証券売却益』、低ければ『有価証券売却損』になるの。
帳簿価額の計算では、同じ銘柄を複数回に分けて買っている場合、平均原価法などで1株あたりの取得原価を求めてから使います。
なるほど。
じゃあ端数利息って何?
株じゃなくて社債の話?
そう、公社債の話ね。
社債は利払日にまとめて利息が出るけど、利払日の途中で売買すると、前の持ち主が持っていた期間の利息を買い手が立て替えて払うの。
これが端数利息よ。
うぅ〜ん…なんで買い手が払うんですかぁ?
次の利払日には買い手が利息を全額もらえるからよ。
前の持ち主の期間分は、いったん買い手が払っておいて、あとで利息としてまとめて回収する仕組みなの。
端数利息は日割りで計算します。
買い手は支払った端数利息を『有価証券利息』の借方に、売り手は受け取った額を『有価証券利息』の貸方に計上します。
売り手にとっては利息を先取りできる、買い手にとっては後でまとめて戻る、ってことか。
その理解でばっちり。
端数利息は売買代金とは別に授受する点を忘れないでね。
確認クイズ
公社債の売買における端数利息の説明として正しいものはどれか。
- 端数利息は売買代金に含めて処理し、別に授受しない
- 買い手は前回利払日の翌日から売買日までの利息を売り手に支払う
- 端数利息は月割りではなく必ず年単位で計算する
- 端数利息は売り手が買い手に支払う
こたえを見る
正解: 2. 買い手は前回利払日の翌日から売買日までの利息を売り手に支払う
買い手が前回利払日翌日から売買日までの端数利息を売り手に支払うのが正解。選択肢1は売買代金とは別に授受する。選択肢3は日割り計算。選択肢4は授受の方向が逆。