固定資産を分割払いで買うと、利息相当額が含まれます。取得原価と利息を分けて処理する方法を学びます。
先生、備品を分割払いで買ったんだけど、支払総額がなんか高いんだよね。
これ全部が備品の値段?
いいところに気づいたわ。割賦購入では、分割にしたぶんの利息が上乗せされているの。
だから支払総額と現金正価(一括で買った場合の値段)に差が出るのよ。
その差額が利息相当額です。
固定資産の取得原価には利息を含めず、現金正価で計上するのが原則ですね。
うぅ〜ん…じゃあ上乗せぶんの利息はどうするんですかぁ?
支払いのたびに、利息の部分を『支払利息』として費用にするの。
取得時に利息分をまとめて前払利息や『支払利息』の前払で処理する方法もあるわ。
つまり、備品そのものの値段と、分割の利息を分けて考えるってこと?
その通り!
たとえば現金正価100万円の備品を、総額110万円の分割で買ったら、備品は100万円で計上、差額10万円が利息相当額ね。
利息10万円は、支払期間にわたって各期に配分します。
定額法で期間配分するのが基本です。
資産の値段に利息を混ぜないのがポイントなんですねぇ。
そう。
利息を資産に含めると、減価償却の金額まで狂ってしまうからね。
分けて処理するのが正しいのよ。
確認クイズ
固定資産の割賦購入に関する説明として正しいものはどれか。
- 支払総額をそのまま固定資産の取得原価とする
- 利息相当額も含めて減価償却の対象とする
- 取得原価は現金正価とし、利息相当額は支払利息として期間配分する
- 利息相当額は取得時に全額を当期の費用とする
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正解: 3. 取得原価は現金正価とし、利息相当額は支払利息として期間配分する
取得原価は現金正価、利息相当額は支払利息として期間配分が正解。選択肢1・2は利息を資産に含めており誤り。選択肢4は利息は支払期間にわたって配分するため一括費用化しない。