古い固定資産を下取りに出して新しいものを買う『買換え』。下取りは売却と購入を組み合わせて考えます。
先生、古い車を下取りに出して新しい車を買ったんですけど、これってどう仕訳するんですかぁ?
それが買換えね。
ポイントは2つの取引に分けて考えること。
まず古い資産を『売った』、次に新しい資産を『買った』、この2段構えよ。
つまり、旧資産の売却損益をまず計算します。
下取価額が売却価額にあたり、そこから旧資産の帳簿価額を引いて売却損益を求めますね。
下取りの値段が、売った値段ってことか。
それで新しい車は?
新しい車の取得原価は定価(現金正価)で計上するの。
下取価額は新車代金の一部に充当されて、残りを現金などで払う形になるわ。
うぅ〜ん…順番がこんがらがりそうですぅ。
手順を固定するとラクよ。
①旧資産の減価償却累計額を消す、②下取価額と帳簿価額を比べて売却損益を出す、③新資産を取得原価で計上、④差額を現金・未払金で調整。
たとえば帳簿価額20万円の旧車を下取価額15万円で出せば、5万円の固定資産売却損。
新車が100万円なら、15万円充当・残り85万円を支払う形です。
売却損益を先に出しておくのがコツだね!
その通り。
買換えは『売却+購入』と分解すれば怖くないわ。
確認クイズ
固定資産の買換えに関する説明として正しいものはどれか。
- 下取価額は無視して新資産の取得原価だけを計上する
- 旧資産の下取価額と帳簿価額の差額を固定資産売却損益とする
- 旧資産の帳簿価額をそのまま新資産の取得原価に加える
- 買換えでは売却損益は生じない
こたえを見る
正解: 2. 旧資産の下取価額と帳簿価額の差額を固定資産売却損益とする
下取価額と旧資産の帳簿価額の差額を固定資産売却損益とするが正解。買換えは売却と購入に分解する。選択肢1・3は誤り、選択肢4は下取価額と帳簿価額が異なれば売却損益が生じる。