2級ではリース取引が登場します。まずはファイナンス・リースとオペレーティング・リースの区別をつかみましょう。
先生、リースって、借りるってことですよね?
買うのとどう違うんですかぁ?
いいところね。
リースは物を借りて使い、リース料を払う取引よ。
でも会計上は、実質的に『買ったのと同じ』とみなす場合があるの。
それが分類の分かれ目ね。
リースは2つに分かれます。
実質的に購入とみなすファイナンス・リース取引と、それ以外のオペレーティング・リース取引です。
実質的に買ったのと同じって、どういうこと?
たとえば途中で解約できなくて、しかもその物件の価値をほとんど使い切るようなリースね。
これは名前は『借りる』でも、実態は『買って分割払い』に近いの。
うぅ〜ん…だから買ったように処理するんですねぇ。
そう。ファイナンス・リース取引は、リース物件を資産(リース資産)、支払義務を負債(リース債務)として計上して、減価償却もするの。
一方オペレーティング・リース取引は、資産計上せず、支払ったリース料を費用にするだけです。
ふつうの賃貸借と同じ処理ですね。
ファイナンスは資産計上、オペレーティングは費用だけ。
判定が大事なんだね!
その通り。
まず『どちらのリースか』を判定してから処理を選ぶ、という順番を守ってね。
確認クイズ
リース取引の分類に関する説明として正しいものはどれか。
- オペレーティング・リースはリース資産とリース債務を計上する
- ファイナンス・リースは実質的に購入とみなし、資産・負債を計上する
- ファイナンス・リースは支払リース料を費用計上するだけである
- リースはすべて費用処理し、資産計上することはない
こたえを見る
正解: 2. ファイナンス・リースは実質的に購入とみなし、資産・負債を計上する
ファイナンス・リースは実質的な購入とみなし、リース資産・リース債務を計上が正解。選択肢1・3・4はオペレーティング・リースの処理やリース会計の理解を取り違えている。