リース取引 ファイナンスとオペレーティングの区別

実質購入とみなすファイナンス・リースと、賃貸借と同じオペレーティング・リースの違いを解説します。

2級ではリース取引が登場します。まずはファイナンス・リースとオペレーティング・リースの区別をつかみましょう。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

先生、リースって、借りるってことですよね?
買うのとどう違うんですかぁ?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

いいところね。
リースは物を借りて使い、リース料を払う取引よ。
でも会計上は、実質的に『買ったのと同じ』とみなす場合があるの。
それが分類の分かれ目ね。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

リースは2つに分かれます。
実質的に購入とみなすファイナンス・リース取引と、それ以外のオペレーティング・リース取引です。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

実質的に買ったのと同じって、どういうこと?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

たとえば途中で解約できなくて、しかもその物件の価値をほとんど使い切るようなリースね。
これは名前は『借りる』でも、実態は『買って分割払い』に近いの。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

うぅ〜ん…だから買ったように処理するんですねぇ。

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

そう。ファイナンス・リース取引は、リース物件を資産(リース資産)、支払義務を負債(リース債務)として計上して、減価償却もするの。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

一方オペレーティング・リース取引は、資産計上せず、支払ったリース料を費用にするだけです。
ふつうの賃貸借と同じ処理ですね。

高梨 ひまり(笑い) 高梨 ひまり

ファイナンスは資産計上、オペレーティングは費用だけ。
判定が大事なんだね!

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

その通り。
まず『どちらのリースか』を判定してから処理を選ぶ、という順番を守ってね。

確認クイズ

リース取引の分類に関する説明として正しいものはどれか。

  1. オペレーティング・リースはリース資産とリース債務を計上する
  2. ファイナンス・リースは実質的に購入とみなし、資産・負債を計上する
  3. ファイナンス・リースは支払リース料を費用計上するだけである
  4. リースはすべて費用処理し、資産計上することはない
こたえを見る

正解: 2. ファイナンス・リースは実質的に購入とみなし、資産・負債を計上する

ファイナンス・リースは実質的な購入とみなし、リース資産・リース債務を計上が正解。選択肢1・3・4はオペレーティング・リースの処理やリース会計の理解を取り違えている。

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