ファイナンス・リースには、利息を含めて処理する方法と、利息を分けて処理する方法があります。2つの違いを学びます。
先生、ファイナンス・リースって資産計上するんだよね?
でもリース料には利息も入ってるって聞いたけど?
よく覚えていたわね。
分割払いだから利息が含まれているの。
その扱いで2つの方法があるのよ。
利子込法と利子抜法ね。
利子込法は、リース料総額をそのままリース資産・リース債務として計上します。
利息を区別せず、シンプルなのが特徴です。
うぅ〜ん…もうひとつの利子抜法は?
利子抜法は、利息相当額を除いた金額(見積現金購入価額)でリース資産・リース債務を計上して、利息はリース料を払うたびに『支払利息』として処理するの。
つまり、込法は利息もひっくるめて資産に入れて、抜法は利息を分けるってこと?
その通り!
利子込法は減価償却の対象額に利息が含まれるぶん大きくなり、支払利息は計上しない。
利子抜法は資産が小さくなり、代わりに支払利息が出てくるわ。
利子抜法のほうが原則的で正確ですが、2級では計算が簡単な利子込法もよく出ます。
どちらの方法かを問題文で確認しましょう。
利息を資産に含めるかどうかで、減価償却費も支払利息も変わるんですねぇ。
そうなの。
どちらの方法でも、減価償却はリース期間で行い、残存価額はゼロとするのが基本よ。
確認クイズ
ファイナンス・リースの利子抜法に関する説明として正しいものはどれか。
- リース料総額をそのままリース資産として計上する
- 利息相当額を除いた金額で資産計上し、支払時に支払利息を計上する
- 支払利息はいっさい計上しない
- リース資産は利子込法より大きくなる
こたえを見る
正解: 2. 利息相当額を除いた金額で資産計上し、支払時に支払利息を計上する
利子抜法は利息を除いた金額で資産計上し、支払時に支払利息を計上が正解。選択肢1・3は利子込法の説明。選択肢4は利息を除くぶん利子抜法のほうが資産は小さくなる。