建設仮勘定 完成前の固定資産の処理

建設中の固定資産への支払いを受け止める建設仮勘定と、完成時の振替を解説します。

建物を建てている途中で払う工事代金は、まだ完成していない資産です。それを一時的に受け止めるのが建設仮勘定です。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

先生、建物を建ててる途中で工事代金を前払いしたんだけど、まだ建物は無いよね?
これ何勘定?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

完成前の支払いは建設仮勘定という勘定でいったん受け止めるの。
まだ使える建物になっていないから、建物勘定にはしないのよ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

建設仮勘定は有形固定資産の一種ですが、未完成なので減価償却はしません。
ここが重要なポイントですね。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

うぅ〜ん…完成したらどうなるんですかぁ?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

完成して引き渡しを受けたら、建設仮勘定をぜんぶ『建物』などの本来の勘定に振り替えるの。
そこからようやく減価償却が始まるわ。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

工事の途中でお金を何回か払ったら、そのつど建設仮勘定に足していくの?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

その通り!
着手金・中間金と払うたびに建設仮勘定を増やして、完成時にまとめて建物へ振り替えるのよ。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

たとえば着手金・中間金で計800万円を建設仮勘定に計上し、完成時に総額1,000万円の建物なら、残り200万円を支払いつつ全額を建物勘定へ振り替えます。

星野 ひな(笑顔) 星野 ひな

完成するまでは減価償却しない、というのを忘れないようにしますねぇ。

確認クイズ

建設仮勘定に関する説明として正しいものはどれか。

  1. 建設仮勘定は完成前でも毎期減価償却を行う
  2. 工事代金の支払いを一時的に計上し、完成時に本来の固定資産勘定へ振り替える
  3. 建設仮勘定は費用として当期に計上する
  4. 完成後も建設仮勘定のまま据え置く
こたえを見る

正解: 2. 工事代金の支払いを一時的に計上し、完成時に本来の固定資産勘定へ振り替える

工事代金を一時計上し、完成時に本来の固定資産勘定へ振り替えるが正解。選択肢1は未完成のため償却しない、選択肢3は資産である、選択肢4は完成時に振り替える。

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