為替の変動リスクを避けるため、あらかじめレートを固定するのが為替予約です。2級では振当処理を学びます。
先生、レートが動くと損得が出るなら、いっそレートを最初から決めておけないの?
できるのよ。
将来の外貨の売買レートを前もって契約で固定するのが為替予約。
これで為替変動の不安を消せるの。
2級では、為替予約を付した外貨建債権債務を予約レートで換算し直す『振当処理』を学びます。
予約レートに固定するイメージですね。
うぅ〜ん…振当処理って、具体的にはどうするんですかぁ?
取引と同時に為替予約をした場合は、その予約レートで売掛金や買掛金を換算して記帳するの。
もう決済額が確定しているから、以後は為替差損益が生じないのよ。
レートが固定されるから、あとでいくら円が入るか読めるんだね。
その通り。
たとえば1ドル100円で予約すれば、その後レートがどう動いても100ドルの売掛金は10,000円で決済されるわ。
取引よりあとに為替予約を付した場合は少し処理が異なりますが、2級の基本は『取引時に予約した場合、予約レートで換算する』を押さえれば十分です。
変動リスクをなくす代わりに、レートを固定するんですねぇ。
安心感がありますぅ。
リスク回避が為替予約の目的よ。
振当処理で予約レートに置き換える、と覚えておいてね。
確認クイズ
為替予約(振当処理)に関する説明として正しいものはどれか。
- 為替予約をしても為替変動リスクは回避できない
- 取引と同時に予約した場合、外貨建債権債務を予約レートで換算する
- 為替予約をすると決算時に必ず大きな為替差損が生じる
- 為替予約は外貨建取引には使えない
こたえを見る
正解: 2. 取引と同時に予約した場合、外貨建債権債務を予約レートで換算する
取引と同時に予約した場合、外貨建債権債務を予約レートで換算するが正解。選択肢1は変動リスクを回避できる、選択肢3は決済額が固定され差損益は生じない、選択肢4は外貨建取引に用いる。