モノを売らずにサービスを提供する会社の決算では、役務収益と役務原価を使います。収益を計上するタイミングがポイントです。
先生、サービス業の会社って、商品を売らないのに、どうやって売上を計上するんですかぁ?
モノの代わりにサービスを提供するでしょう?
だから売上に代えて役務収益という勘定を使うの。
その原価は役務原価で処理するわ。
ポイントは収益を計上するタイミングです。
サービスの提供が完了した時点で役務収益を計上します。
代金を先にもらっても、提供前は収益にできません。
先にお金をもらったら、それはどうしておくの?
提供前に受け取った代金は、いったん前受金という負債にしておくの。
まだ役務を提供していないから、収益にはしないのよ。
うぅ〜ん…じゃあ、提供のためにかかった費用のほうは?
サービス提供のために先にかかった費用は、いったん仕掛品という資産に集計しておくの。
給料や外注費などをここに集めるわ。
そして役務の提供が完了したら、前受金を役務収益へ、仕掛品を役務原価へ振り替えます。
収益と費用を同じタイミングで対応させるのです。
要は、提供が終わった瞬間に、まとめて収益と原価にするってことだね!
その通り。
前受金と仕掛品でいったん受け止めて、提供完了で役務収益・役務原価に振り替える、という流れを押さえてね。
商品がなくても、収益と費用を対応させる考え方は同じなんですねぇ。
確認クイズ
サービス業の役務収益・役務原価に関する説明として正しいものはどれか。
- 代金を受け取った時点で必ず役務収益を計上する
- サービス提供のために先にかかった費用は仕掛品に集計する
- 役務収益はサービス提供の前に計上する
- 前受金は資産として計上する
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正解: 2. サービス提供のために先にかかった費用は仕掛品に集計する
サービス提供のために先にかかった費用は仕掛品に集計するが正解。選択肢1・3は役務収益は提供完了時に計上する。選択肢4の前受金は負債である。