連結2期目以降には、のれんを毎期少しずつ費用にする償却と、当期純利益を非支配株主に配分する処理が加わります。
先生、支配獲得日で計上したのれんって、ずっとそのまま残るの?
いいえ。
のれんは資産だけど、価値が永遠に続くわけではないと考えて、毎期少しずつ費用にしていくの。
これがのれんの償却よ。
2級では、のれんを計上した翌期から、原則20年以内の一定期間で定額法により均等償却します。
仕訳は『のれん償却/のれん』です。
うぅ〜ん…たとえばのれん200円を20年で割ると?
毎年10円ずつね。
『のれん償却10/のれん10』と仕訳して、のれんが少しずつ減っていくの。
のれん償却は費用(販売費及び一般管理費)よ。
もう1つ、当期純利益を非支配株主に配る処理ってのがあるんだよね?
そう。
子会社が稼いだ当期純利益のうち、非支配株主の持分割合に相当する分は、親会社のものではないの。
それを非支配株主に帰属する当期純利益として振り分けるのよ。
たとえば子会社の当期純利益が100円、非支配株主持分が40%なら、100円×40%=40円を配分します。
仕訳は『非支配株主に帰属する当期純利益40/非支配株主持分40』です。
利益を配ると、非支配株主持分が増えるんですねぇ。
その通り。
子会社がもうければ、その分だけ非支配株主の取り分(持分)も増える。
だから非支配株主持分を増額するの。
のれんは毎年減る、非支配株主持分は子会社が稼ぐと増える。
連結2期目からの2大処理だね!
確認クイズ
連結2期目以降の処理として正しいものはどれか。
- のれんは償却せず、取得時の金額のまま維持する
- のれんは原則20年以内で定額法により均等償却する
- 子会社の当期純利益はすべて親会社に帰属させる
- 非支配株主に利益を配分すると非支配株主持分は減少する
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正解: 2. のれんは原則20年以内で定額法により均等償却する
のれんは原則20年以内で定額法により均等償却するが正解。選択肢1は毎期償却する。選択肢3は非支配株主分は親会社に帰属させず配分する。選択肢4は利益配分により非支配株主持分は増加する。