連結会計とは 親会社・子会社と連結の目的

親会社・子会社の関係、支配の判定、連結財務諸表の目的と、合算から始まる作成の流れを解説します。

ここから2級最大の難関、連結会計に入ります。まずは親会社・子会社という関係と、連結の目的をつかみましょう。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

先生、連結会計ってよく聞くけど、そもそも何をするものなの?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

複数の会社をまとめて、1つの大きな会社であるかのように財務諸表を作るのが連結よ。
作られるのが連結財務諸表なの。

星野 ひな(びっくり) 星野 ひな

1つの会社みたいに?
別々の会社なのに、まとめちゃうんですかぁ?

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

はい。
ある会社が他の会社を支配している場合、支配する側を親会社、される側を子会社と呼びます。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

支配って、どうやって判定するの?

橘 美咲 先生(普段) 橘 美咲 先生

基本は議決権(株式)の過半数を持っているかどうか。
50%を超える株式を持てば、原則としてその会社を支配していると判断するの。

星野 ひな(普段) 星野 ひな

うぅ〜ん…でも、なんでわざわざまとめる必要があるんですかぁ?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

親会社だけの財務諸表では、グループ全体の本当の姿が見えないからよ。
子会社を使えば都合よく利益を操作できてしまう。
それを防ぎ、グループ全体を映すのが連結なの。

佐倉 葵(普段) 佐倉 葵

作り方の出発点はシンプルで、親会社と子会社の個別財務諸表を合算します。
ただし、そのままでは重複する項目があるため、連結修正仕訳で調整していきます。

高梨 ひまり(普段) 高梨 ひまり

要は、まず全部足して、そのあとダブりを消していくってこと?

橘 美咲 先生(笑顔) 橘 美咲 先生

その通り!
『合算 → 修正』が連結の大きな流れ。
個別の帳簿はそのままで、精算表の上だけで連結の調整をするのがポイントよ。

星野 ひな(笑顔) 星野 ひな

グループを1つの会社として見せるための会計なんですねぇ。
目的がわかりましたぁ。

確認クイズ

連結財務諸表に関する説明として正しいものはどれか。

  1. 連結財務諸表は親会社の個別財務諸表のみで作成する
  2. 支配は原則として議決権の過半数の所有で判定する
  3. 連結では親会社と子会社の帳簿を実際に1冊に統合し直す
  4. 子会社とは親会社を支配している会社をいう
こたえを見る

正解: 2. 支配は原則として議決権の過半数の所有で判定する

支配は原則として議決権の過半数の所有で判定するのが正解。選択肢1は親子会社を合算して作成する。選択肢3は個別帳簿はそのままで精算表上で調整する。選択肢4は子会社は支配される側であり、説明が逆である。

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