これまでの連結修正仕訳を一枚の表にまとめるのが連結精算表です。完成した連結財務諸表の姿を確認しましょう。
先生、連結の修正仕訳をたくさん習いましたけど、最後はどうやって1つの財務諸表にまとめるんですかぁ?
それをまとめる作業表が連結精算表よ。
表の上で合算と修正を行って、連結財務諸表を導くの。
連結精算表は、左から『親会社の個別F/S』『子会社の個別F/S』『連結修正仕訳(借方・貸方)』『連結財務諸表』の欄が並びます。
各行について、合算額に修正を加減して連結の金額を求めます。
つまり、親と子を横に足して、真ん中で修正を入れて、右に答えを出すってこと?
その通り!
投資と資本の相殺、のれんの計上と償却、内部取引の相殺、未実現利益の消去、非支配株主への配分…習ってきた修正をこの表の上で一気に処理するのよ。
うぅ〜ん…できあがる財務諸表には、どんなものがあるんですかぁ?
代表的なのは連結損益計算書と連結貸借対照表ね。
連結損益計算書では『親会社株主に帰属する当期純利益』が最後に示されるの。
連結損益計算書では、当期純利益から非支配株主に帰属する当期純利益を差し引いて、親会社株主に帰属する当期純利益を表示します。
連結貸借対照表では、純資産の部に株主資本とは別に非支配株主持分を区分表示します。
のれんは連結貸借対照表の資産、非支配株主持分は純資産、って場所も決まってるんだね。
そうよ。
連結特有の項目の表示場所を押さえておくと、精算表も財務諸表も読み解けるわ。
連結会計はここまで積み上げてきた論点の総まとめなの。
一枚の表に全部の修正が集まるんですねぇ。
これで連結の流れがつながりましたぁ!
確認クイズ
連結精算表・連結財務諸表に関する説明として正しいものはどれか。
- 連結精算表は親会社の個別財務諸表だけを転記して作成する
- 連結精算表は個別F/Sの合算に連結修正仕訳を加減して連結F/Sを導く作業表である
- 非支配株主持分は連結貸借対照表の負債の部に表示する
- 連結損益計算書では非支配株主に帰属する当期純利益を当期純利益に加算する
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正解: 2. 連結精算表は個別F/Sの合算に連結修正仕訳を加減して連結F/Sを導く作業表である
連結精算表は個別F/Sの合算に連結修正仕訳を加減して連結F/Sを導く作業表が正解。選択肢1は親会社と子会社の両方を合算する。選択肢3は非支配株主持分は純資産の部に区分表示する。選択肢4は当期純利益から控除して親会社株主に帰属する当期純利益を示す。