年に一度の決算だけでなく、毎月末に簡易的な決算を行うのが月次決算です。減価償却費などを月割りで計上します。
先生、決算って1年に1回ですよね?
なのに『月次決算』って、毎月やるんですかぁ?
そうなの。月次決算は、毎月末に月単位でおおよその利益を把握するために行う、簡易的な決算よ。
経営判断を早めるための仕組みなの。
経営者は1年待たずに毎月の業績を知りたいものです。
そこで、年間の費用のうち当月分を見積もって計上し、月ごとの損益を明らかにします。
でも減価償却費なんかは、決算のときにまとめて計算するんじゃなかったっけ?
年次決算ではそうね。
でも月次決算では、年間の減価償却費を12で割って、当月分だけを月割計上するの。
たとえば年間120万円なら、毎月10万円ずつ計上するのよ。
うぅ〜ん…減価償却費のほかにも、月割りするものはありますかぁ?
あるわ。
1年分の保険料や、賞与引当金の繰入なども月割りで見積計上するの。
年間でかかる費用を毎月ならして計上する、というイメージね。
月次決算は概算で行い、年度末の年次決算で正確な金額に修正します。
あくまで経営管理のための内部資料という位置づけです。
要は、1年分の費用を12でならして、毎月の成績を早く知るってことだね!
その通り。
月割計上のキーワードは『年間費用÷12』。
まとめて計上する年次決算との違いを押さえてね。
毎月ならすことで、月ごとのもうけが見えるんですねぇ。
便利ですぅ。
確認クイズ
月次決算に関する説明として正しいものはどれか。
- 月次決算では減価償却費を計上しない
- 年間の減価償却費を12で割り、当月分を月割りで計上する
- 月次決算は年次決算より正確な金額で行う
- 月次決算は毎年3月末に一度だけ行う
こたえを見る
正解: 2. 年間の減価償却費を12で割り、当月分を月割りで計上する
年間の減価償却費を12で割り、当月分を月割りで計上するが正解。選択肢1は月割りで計上する。選択肢3は月次は概算で年次決算のほうが正確。選択肢4は月次決算は毎月末に行う。