経常利益の下には、臨時的に発生する特別損益が並びます。ここを加減すると税引前当期純利益が出ます。
先生、経常利益のあとに出てくる『特別損益』って、どんなものですかぁ?
特別損益は、その名の通り特別な、めったに起きない損益のことよ。
毎期くり返される経常的なものとは分けて表示するの。
代表例は、固定資産を売って生じる固定資産売却損益、地震や火災による災害損失などです。
臨時的で金額も大きいものが該当します。
なんでわざわざ経常利益と分けるの?
一緒でいいじゃん!
それはね、経常利益は会社の『ふだんの実力』を表すからよ。
たまたま土地を売って出た利益を混ぜると、実力を見誤ってしまうの。
だから特別損益は別枠にするのよ。
うぅ〜ん…なるほど、いつものもうけと、たまたまのもうけを分けるんですねぇ。
その通り。
特別に生じた利益は特別利益、特別に生じた損失は特別損失として表示するわ。
経常利益に特別利益を加え、特別損失を差し引くと税引前当期純利益になります。
ここはまだ法人税等を引く前の利益です。
要は、経常利益にたまたまの損得を足し引きして、税金前の利益を出すってことか。
うまくまとまったわね。
固定資産売却損益は営業外ではなく特別損益に入る、という点はよく問われるから注意してね。
臨時か経常か、で置き場所が決まるんですねぇ。
気をつけますぅ。
確認クイズ
特別損益に関する説明として正しいものはどれか。
- 受取利息は特別利益として計上する
- 固定資産売却損は営業外費用として計上する
- 災害損失など臨時的な損失は特別損失として計上する
- 特別損益を加減した後の利益が経常利益である
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正解: 3. 災害損失など臨時的な損失は特別損失として計上する
災害損失など臨時的な損失は特別損失として計上するが正解。選択肢1の受取利息は営業外収益。選択肢2の固定資産売却損は特別損失。選択肢4は特別損益を加減すると税引前当期純利益になる。